お知らせ

　皆さんの命と健康を守るため、明日から当面、臨時休業となります。突然のことに、寂しさや切なさ、戸惑いや不安など複雑な思いがあると思いますが、全国規模の感染症対策が始まっています。国の一大事と言うことで考えれば、来週の３．１１を忘れてはいけません。３月１１日、当日は、受検中の人もいますが、東日本大震災から９年目です。今回のことを重ねて考えると、平凡な日々は、決して当たり前ではなく有難いことなんだ。生かされている命を悔いなく生きることや感謝の気持ちをもって生活することの大切さを感じます。そして、震災の復興に向けて日本中が心を一つにしたように、今、日本中が一致団結して感染症の拡大防止に取り組んでいます。私たち一人一人が、一国民として重要な役割を担っていることを自覚して生活していかなければなりません。まずそのことをしっかり頭に入れておいてください。

　先日、東京マラソンで大迫傑選手が日本新記録を樹立し、私たちに感動を与えました。私が見たのは、大迫選手が走った４２，１９５ｋｍのみです。その前に走ったであろう何千・何万キロと言う準備のための走りは見ていません。臨時休業を新年度へ向けての準備期間と考えると、先生たちには見えない皆さんの走り、準備が大切になってきます。そこで、私から、ひとつだけアドバイスをします。それは、「自分の心に教師をもってください」。休業中は、叱ってくれる先生もいない、平日は家族がいないかもしれません。しかし、もう中学生です、親に起こされなくても自分で朝起きる、自分で食事を作って食べる、弟や妹の面倒を見たり家事をする、誰かに言われなくても自ら勉強や手洗い、うがいをする、ゲームやスマホはほどほどにする・・・など、自分で自分を教育し、甘えを捨て、自立するチャンスです。「自分の心に教師をもち」、このピンチを自分を成長させるチャンスに変え、学校再開に備えてください。

　最後に、３年生の皆さん。今朝も身だしなみ検査に全員合格、先ほどの自主的な活動、本当に見事でした。１年間、日々の学校生活や学校行事で後輩の手本となる素晴らしい活躍を見せてくれてありがとう。君たちは西中学校の誇りです！だから、受検を控える皆さんも、きっと大丈夫です、自信をもって挑み、力強く進路を切り開いてください。心から応援しています。

　休業中も学校には先生たちがいます。何かあれば、遠慮なく相談してください。健康で元気な皆さんと再会できることを楽しみにしています。