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人権・同和教育参観日

2020年11月22日 14時09分

 11月22日(日)

人権・同和教育参観日(全校人権集会)

 

今日は人権・同和教育参観日、コロナ禍での開催でしたが、多くの保護者の方も参加していただき「差別をなくす生き方」を共有することができました。

全校人権集会の進め方は、

① 3年生の各クラスが上演してくれる人権劇を全員で鑑賞する。

 ※ 各クラスの人権劇のあらすじは、11月13日(金)のHPをご参照ください!

② 各人権劇のテーマに沿って学年の枠を越えた小グループで意見や自分の思いを出し合う。

③ それを各グループのリーダーがまとめ、全体の場で発表することにより全校での共有化を図る。

④ 全体の総括を3年の各クラスの代表、生徒会長、校長先生が総括する。

というものです。

 

<3年2組による人権劇 「言葉の重み」~いじめ根絶を目指して~ >

 

 

 

<3年1組による人権劇 「共に生きる」~心の通い合う共生社会を目指して~ > 

 

 

 

 <3年3組による人権劇 「今つなげよう、思い」~同和問題の解決を目指して~ >

 

 

劇の演技や内容は素晴らしい!の一言です。

しかしそれ以上に、 各クラスの人権劇から強い決意とみんなに考えてもらいたい、伝えたいという思いが伝わってきたことが嬉しかったです。

クラスで協力して創り上げた人権劇、全校生徒の心に届きましたよ。

 

それぞれの劇を見た後、各グループで意見交換です。

3年生が中心となり司会や記録、思いを伝えてくれました。

 1・2年生も、3年生に感化されるように一生懸命発表できました。

 それぞれのグループには先生方も入り、適切にアドバイスをしてくれています。

 各班のリーダーがグループ内の意見や、自分自身の思いを全校の前で発表してくれました。

 

3年生各クラスの代表3名が語りかけてくれました。

<佐藤くん>

・良かれと思ったことでも、善意の押しつけになっていませんか?

・相手のことを本当に理解していますか?一番に相手の話を聞いていますか?

・本当の気持ちが話せるあたたかい雰囲気のクラスをつくれていますか?

<江口さん>

・SNSだけでは相手に真意が伝わらないこともあります。相手の顔を見て伝えていきませんか。

・伝える時、強い口調になっていませんか?

・言葉にはすごい力があります。だからこそ、相手を思う心が大切ですね。

<合田さん>

差別をなくす学習を積み重ねる中で、私は次のように変わることができた。

・人を大切に、相手の心を大切にしたいと思った。

・大切な家族がどんな考えなのか…家族と差別をなくす生き方についての話をしたいと思った。

・級友と本気で伝え合う中で「差別は許せん」と心から思った。

・自分の差別心と向き合い、自分の生き方を見直すきっかけとなった。

・「差別はないのが当たり前」みんなの命(人権)を大切にしたいと心から思った。

 最後に生徒会長と校長先生が総括をしてくれました。

 <生徒会長 大西さん>

・差別は絶対に許せません。差別をなくす学習は誰一人として関係のない人はいませんね。

・今日をきっかけに、自分にできることを始めてみませんか?

例えば、自分の言動を見直したり、劇の登場人物と同じ立場なら…と考えたり

・差別は理不尽で、情けなく苦しいものです。こんな負の連鎖を私たちで断ち切りましょう。

・一人一人が差別の愚かさと向き合い、自分自身と向き合い、差別根絶へと進んでいきましょう。

<校長先生>

・今回の人権劇は、3年生にとっては「生き方宣言」、そんな3年生の思いを1・2年生も感じとってくれて嬉しかったです。

・「気付く」「伝える」「つなげる」を大切にし、「差別のない世の中」にしていきましょう。

 

<保護者の皆様へ>

お忙しい中、西中学校へ来てくださりこども達の「学び」を見届けていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

また、今日は来ることができなかった保護者の皆様、お子さんから今日の「学び」をぜひ聞いていただけたらと思います。

こども達は、純粋に「人としての生き方」を追い求める中で、「人として成長」しています。

素晴らしいことです。

子どもの一番近くにいる大人として、今後も子どもの見本となる生き方を追求していただけたらと思います。

そして、正しく導いていただけることを切に願います。

よろしくお願いいたします。