ようこそ西中学校へ!
2025年4月9日 18時42分今日は入学式でした。
新しい仲間を迎える大事な一日。
97名の新入生の皆さん。ようこそ西中学校へ!
これからたくさんのことを学んでください。
そして、思いやりの表現方法の一つである集団行動を大切にして、たくさんの仲間をつくってください。
悩んだり、困ったりしたときは遠慮なく先輩や先生に頼ってください。
共に西中学校で歩んでいきましょう!
式辞
穏やかで温かな日差しが春の訪れを感じさせ、短い春を待ちわびたように桜の花が咲き、正門前が桜のアーチとなっています。まるで皆さんの入学を待っていたかのように桜の花を咲かせる今日の良き日に、四国中央市教育委員会教育委員 児山 初美様 四国中央市議会議員 宇田 秀雄様、PTA会長 石川 多宣様、小学校・高等学校関係者並びに学校運営協議会の皆様や保護者の皆様のご臨席を賜り、入学式を執り行うことができ、心より厚く御礼申し上げます。
97名の新入生のみなさん、本校への入学おめでとうございます。
卒業生が本校から巣立った後、西中学校一同、皆さんのご入学を心待ちにしておりました。小学校での皆さんの活躍の一部を拝見させていただき、運動会や卒業式などで生き生きと活動している様を参観いたしました。大変立派であり、中学校生活を期待させる様子をたくさん拝見することができました。中学校でも皆さんの力を十二分に発揮してください。
さて、新入生の皆さん、皆さんにとって幸せとは何か考えたことがありますか?当然、いろいろな意見が出てくると思います。テストで良い点を取ること、部活動で勝つこと、みんなの信頼を得て生徒会役員となること、様々なのが当たり前です。
私自身も中学生時代に本気で考えたことがあります。自分自身にとって、幸せとは何か?その時の結論が「思いが伝わること」「思いを受け取ってもらえること」だと考えました。友人関係についてもしかり、恋愛についてもしかり、部活動についてもしかりでしょう。
昨日の招集日の際に、こんなことがありました。みなさんの前で、じっとしていても皆さんの姿勢や表情から勢いとエネルギーを感じます。動くときも同様に勢いとエネルギーを見せてくださいとお願いしたところ、号令に間髪入れず行動してくれた男子生徒がいました。呼名の際に、飛びぬけて大きな声を出し、やってくれた男子・女子生徒がいました。「思いが伝わる」「思いを受け取る」とはそのような積み重ねであると感じています。
西中学校では「集団行動」を大切にしています。それは「集団行動は思いやり」だからです。なぜ素早く行動するのか、なぜ無言でやらなければならないのか、なぜ前へならえなのか、だれかがやらずにサボると迷惑がかかる仲間が出るからです。
終わりになりましたが、保護者の皆様に一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、大切なお子さまのご入学、本当におめでとうございます。私たち教職員は、生徒の限りない可能性を信じ、たくさんの夢を語れるように、全力を挙げて教育活動に邁進する覚悟でございます。しかし、子供たちが進む道は、決して平坦ではございません。途中で投げ出そうとすることもございます。その時こそ、ご家族の支えが大切となります。一番近くにいる大人である、私たち保護者と教職員が協力して、応援者となることが大切だと考えております。本校の教育方針をご理解の上、ご協力よろしくお願いいたします。
令和七年四月九日
四国中央市立三島西中学校長 渡部 振一郎