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四国中央市立三島西中学校

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第2学期始業式、校長式辞

2019年9月2日 13時17分

体育館に集合、始業式です。

みんな揃って顔を上げた子どもたち。

落ち着いた雰囲気の中、2学期がいよいよ始まりました!(^ ^)

学校長式辞を掲載いたします。

ご一読ください。

 

第2学期始業式 式辞
2019.9.2
 40日余りの長い夏休みが終わりました。大きな事故や問題行動もなく、2学期を迎えられたことを大変嬉しく思います。
夏休み中も、たくさんの行事や活動がありました。私も、校外の皆さんの活躍を応援しようと、運動部の大会や吹奏楽部の演奏、
いじめSTOP愛顔の子ども会議などに行きました。

その中で、姫路市で行われた全国中学校柔道大会のことを紹介します。
3年生の髙橋颯葉君が県総体で見事優勝し、愛媛県代表として全国大会に出場しました。各都道府県のチャンピオンが集まる中、
1回戦の勝者と、2回戦で対戦した颯葉君は、わずか30秒足らずで、見事に1本勝ちを収めました。
3回戦では敗れたものの、全国大会でベスト16入りした雄姿に、西中生として誇らしく、心から感動しました。

その大会の中で感じたことがあります。試合前、試合場に颯葉君と監督の菰田先生が2人で入場します。
菰田先生が颯葉君の背中をたたき、緊張をほぐし、気合を入れます。そんな2人を見て強い師弟愛を感じるとともに、
畳の上で実際に試合をしているのは颯葉君一人ですが、菰田先生はじめ、家族や応援に駆けつけてくれた人みんなが、
同じ気持ちで一緒に闘っていると感じたのです。全国大会という大きな舞台で、たくさんの人の心がつながっていることを実感し、
さらに感動したわけです。

このような経験から、2学期、みんなに意識し、身に付けてほしい力があります。
それは、よく言われる「生きる力」ではなく、「生き合う力」です。
2学期は、1年間で最も長く、行事の多い学期です。毎日の生活はもちろん、体育祭や合唱コンクール、
修学旅行や社会見学、新人戦、人権集会、地域では秋祭りなど、皆で力を合わせなければ、一人では何一つ成功しないものばかりです。
人は決して1人では生きていけません。人と人とのかかわり、つながりの中で、生かし、生かされ、共に生きていきます。それが「生き合う力」です。
2学期は、「生き合う力」を身に付ける絶好の機会です。「生き合う力」を付けるためには、「〇〇合う」行動を大切にすることです。
「〇〇」には、何が入りますか?・・・たくさんあります。話し合う、語り合う、伝え合う、向き合う、分かち合う、信じ合う、触れ合う、助け合う、
学び合う、励まし合う・・・など。皆さんには、人と人との「触れ合い」を大切にし、夢や希望、時には悩みや不安を「語り合って」「励まし合った」り、
喜びや悲しみを「分かち合った」り、時にはよくないことを「戒め合った」りする、
そういった経験を積み重ねながら、「生き合う力」を身に付けてほしいと願います。

2学期、全校生徒が、温かい心でつながり、楽しく幸せに「生き合い」ましょう!