3学期始業式、校長式辞

2019年1月8日 15時49分

平成30年度、第3学期始業式の校長式辞です。ご一読ください。

 

H31.1.8 
3学期始業式 式辞
四国中央市立三島西中学校 

2019年の新しい年を迎え、また皆さんとお会いできたことを嬉しく思います。
今年のお正月はいかがでしたか。
お正月の風物詩といえば、初日の出、おせち料理、年賀状、お年玉…
昔から変わらない日本の光景が数々あります。
1月2日、3日テレビで放映される箱根駅伝も風物詩の一つと言えるでしょう。
箱根駅伝は、1920年に第1回大会が開催され今年は95回大会。
テレビ中継を行うようになって30年以上経ちますが飽きられることがありません。
それどころか今年は過去最高の視聴率だったそうです。
なぜ、こんなに長い間日本国民に愛され続けるのでしょうか。

寒さ厳しくアップダウンが激しい217.1kmのコースを10人の走りで繋ぐ競技は、
スピード調整や体調管理がとても難しいうえに、メンバーに選ばれなかった選手、
卒業生、指導者の方々や家族・親戚など、多くの人の思いを1本のタスキに託して走る
という大きなプレッシャーが掛かるレースです。期待を背負い果敢に挑戦しながらも、
実力を発揮できなかった辛さや現実の厳しさに直面し泣き崩れる場面にも遭遇しますが、
決して困難に負けない不撓不屈の精神を感じさせるところが国民を魅了し、
感動を与えているのではないでしょうか。
また、開催が新年という誰もが新しい自分に期待するタイミングでもあるので、
自分自身に置き換えながら見ることで力強い大学生の姿に背中を押され
「さあ今年は俺もやるぞ!」という気持ちに奮起させてくれるのも、
長い間愛されている理由かもしれません。

いよいよ3学期が始まりました。私たちも箱根駅伝の選手のように、
それぞれが明確な今年の目標を持ち、全力を尽くすことで大きな飛躍と感動を味わい、
チーム西中で素晴らしい輝きの春を迎えられるよう共に頑張りましょう。
 
以上で3学期始業式の式辞を終わります。