修了式 学校長式辞

2019年3月25日 16時00分

本年度の修了式。一年間の締めくくりです。

酒井校長が万感の思いを込めて、式辞を子どもたちに語りかけました。

以下、修了式式辞です。ぜひ、ご一読ください。

 

 

H31.3.25
 
平成30年度修了式 式辞
四国中央市立三島西中学校 

本日、平成30年度の学校生活が修了し、皆さんは進級することとなりました。
今年度を振り返ると、4月に入学してきてくれた1年生、皆さんの最大の長所は、
「優れた対応力」だと思います。
先生や先輩、友達からの言葉から学んだことをしっかりと受け取り、
自らをきちんと見直し修正することができる。それが、この1年間の立派な成長につながったのだと思います。
2年生ではどれだけの活躍をしてくれるのか、本当に楽しみです。

いよいよ最上級生となる2年生の皆さんは、友達や先生、家族など、周りの人々への気遣いのできる
「あふれる優しさ」が今年も益々輝きを放っていました。
修学旅行での素晴らしい態度や少年式での力強い決意など、卒業していった先輩たちに負けない
西中自慢の2年生になってきて、来年度がとても楽しみです。

4月には新入生を迎え、新学期がスタートいたしますが、
皆さん一人一人が学校のリーダーとなり後輩たちを引っ張り上げて、
西中学校の伝統を守って欲しいと期待しています。


今年度始めに、西中学校の先生方は、こんな目標をつくりました。
「生徒・教職員全員が、明日も来たいと思う学校づくり~ライバルはディズニーランド~」
皆さんの学校生活アンケートでは「楽しい」と回答した人がとても多いので、少しは目標に近づけたでしょうか。
とは言え、きっと学校に行く足が重かった日もあったことでしょう。

ウォルト・ディズニーが子供のころ、親が親戚の借金を肩代わりしたため会社が潰れ、
とても貧乏な環境で育ちました。
屋根裏の狭い部屋で孤独な生活していた頃、その家に住み着いていたネズミと過ごしながら、
「何とか人に元気づけるものをつくりたい」と思い、そのネズミからヒントを得て、
ミッキーマウスを誕生させました。
この理念は今もスタッフとして関わる人たち全てに引き継がれています。
「楽しい場所」とか「幸せな場所」というのは最初からそこにあるわけではなく、
そこにいる人たちが理念をもって、互いを尊重しながら生活し、みんなで創り上げるものです。
今年、皆さんが創り上げた学級集団、部活動集団は、どうでしたか。

いよいよ、あと1週間後には新元号が公表され、5月1日から新しい時代の幕開けです。
平成最後に出会い、支えてくれた友達、お世話になった先生方、周りの全ての人々に感謝をしつつ、

新しい出会い、新しい集団のなかで、皆さん一人一人が「明日も来たいと思う学校づくり」を実現させましょう。
西中桜並木とともに爽やかな春を迎え、皆さんとまたお会いできることをとても楽しみに待っています。

以上で平成30年度修了式の式辞を終わります。