学校長始業式 式辞

2019年4月8日 15時35分

始業式で子どもたちに語った式辞を掲載いたします。

ぜひ、ご一読ください。

 

2019年度 第1学期始業式式辞
2019.4.8
 昨夜の雨で桜が散ってしまいましたが、今朝は桜のピンクの絨毯が私たちを出迎えてくれました。
新元号、「令和」も発表され、新しい時代の幕開け、新しい学校生活のスタートに心が躍ります。

 皆さん、進級おめでとうございます。3年生は西中の最上級生として、2年生は、明日後輩ができ、
先輩と呼ばれる中堅学年として、自覚をもって飛躍してくれることを期待しています。

 さて、実は私は、人生50年余りを振り返ったとき、最もだらしなく、かっこわるかった時期が中学時代です。
新学期のクラス発表では、「仲のいい子がいない。おもしろない。」と不満を口にし、
部活動では、素人の先生が顧問になり、「やる気でんわ。こんなんで勝てるわけないわ。」とぼやいたり、
家では、親に口やかましく勉強しろと言われ、「今やろうと思ったのに、やる気なくした」と反発したり、
そんな情けない中学時代でした。

 そのような経験から、是非、新学期に皆さんに心がけてほしいことがあります。

それは、ふたつの「あい」を大切にしてほしいということです。
人は「愛」なしで生きていくことはできません。
皆さんも、いろんなことで悩んだり、苦しんだり、悲しかったりしたときに、
友達の温かい一言や優しさに救われた経験があると思います。私もそうでした。
だから、私は、人に愛や優しさを届けられる人になりたいと常々心がけています。
「愛」という字は、心を真ん中で受け止めています。今日は、たくさんの新しい出会いがあります。
笑顔で出会い、温かい気持ちで関わり、相手の心を受け止めて良さを認め合い、
尊敬し合える仲間づくりを進めてほしいと思います。

愛のあふれる西中学校にしましょう。

 もうひとつは、「I」、「私が、僕が」という1人称単数です。
今、私は中学時代の私に伝えたい、「クラスに友達がいなければ自らつくればいい、
顧問や親がどうこう言う前に、まず自分が努力しなさい。」
失敗や自分の至らなさは、人や環境のせいではありません。全ては、自分次第なのです、
自分から行動しよう、自分から変わろう、どんなところに置かれても自分の花を咲かせようと努力していくことが大切です

「愛」のあふれる優しさと「1人称」の強さをもち、「愛のある私として」新年度をスタートさせましょう! 
そして、誰もが安心して楽しく過ごせる、最高の三島西中学校を創っていきましょう!