式辞、そして校歌を高らかに
2018年3月23日 18時55分学校長式辞。
さようなら、GOOD BYEに込めた意味・思いのお話が
子どもたちの心に染み込んでいきます。
そして、「心のありかは青空」校歌を高らかに。
平成29年度。本日をもって修了いたしました。
以下校長式辞を掲載いたします。ご一読ください。
平成29年度修了式 式辞
四国中央市立三島西中学校
本日、平成29年度の学校生活が修了し、皆さんは進級することとなりました。
今年度を振り返ると、4月に入学してきてくれた1年生、この1年間で立派に成長してくれました。
皆さんの最大の長所は、「優しさ」だと思います。
友達や先生、家族など、周りの人々への気遣いのできるところが本当に素晴らしい。
来年度もますます磨きをかけて、充実した2年生を過ごして欲しいと思っています。
いよいよ最上級生となる2年生の皆さんは、修学旅行での素晴らしい態度や文化祭での
2年生全員で披露したダンスなど、感心・感動することばかりでした。
本当に西中自慢の2年生です。4月には新入生を迎え、新学期がスタートいたしますが、
皆さんが後輩たちを引っ張り上げて、史上最高・最強の西中学校をつくって欲しいと期待しています。
今日まで楽しく過ごしたこの学級とも「さようなら」となりました。
皆さんは「さようなら」という言葉よりも、友達同士なら「バイバイ」を使うほうが多いかもしれません。
英語の「Good bye」から来ている言葉ですね。「Good bye」の語源は、「God by」が変化したもので、
「神様があなたのそばに舞い降りますように」の相手を思いやる意味の美しい言葉です。
では、日本語の「さようなら」の語源を知っていますか。
漢字で書くと「左様なら」と書き、正確には「左様ならば失礼つかまつる」の最初だけが残った挨拶言葉です。
では、左とは、何でしょう。昔の手紙は縦書きで、左から右に文章を書いており、文末にお別れの言葉を記しました。
つまり、左とは、手紙の内容のこと。「お互いにこれまであったことを振り返りながら、感謝の気持ちをこめて、
また、お会いしましょう」の意味なのです。日本語の「さようなら」も相手を尊重した美しい言葉ですね。
平成29年度に出会い、支えてくれた友達、お世話になった先生方と過ごした日々を振り返りながら、
周りの全ての人々に感謝をし、無事に修了した喜びを分かち合いながら、
学級解散の「さようなら」のあいさつで、美しく締めくくってください。
西中桜並木とともに爽やかな春を迎え、皆さんと一緒に充実した平成30年度を過ごせることをとても楽しみに待っています。
以上で平成30年度修了式の式辞を終わります。