学校長式辞。
さようなら、GOOD BYEに込めた意味・思いのお話が
子どもたちの心に染み込んでいきます。
そして、「心のありかは青空」校歌を高らかに。
平成29年度。本日をもって修了いたしました。
以下校長式辞を掲載いたします。ご一読ください。
平成29年度修了式 式辞
四国中央市立三島西中学校
本日、平成29年度の学校生活が修了し、皆さんは進級することとなりました。
今年度を振り返ると、4月に入学してきてくれた1年生、この1年間で立派に成長してくれました。
皆さんの最大の長所は、「優しさ」だと思います。
友達や先生、家族など、周りの人々への気遣いのできるところが本当に素晴らしい。
来年度もますます磨きをかけて、充実した2年生を過ごして欲しいと思っています。
いよいよ最上級生となる2年生の皆さんは、修学旅行での素晴らしい態度や文化祭での
2年生全員で披露したダンスなど、感心・感動することばかりでした。
本当に西中自慢の2年生です。4月には新入生を迎え、新学期がスタートいたしますが、
皆さんが後輩たちを引っ張り上げて、史上最高・最強の西中学校をつくって欲しいと期待しています。
今日まで楽しく過ごしたこの学級とも「さようなら」となりました。
皆さんは「さようなら」という言葉よりも、友達同士なら「バイバイ」を使うほうが多いかもしれません。
英語の「Good bye」から来ている言葉ですね。「Good bye」の語源は、「God by」が変化したもので、
「神様があなたのそばに舞い降りますように」の相手を思いやる意味の美しい言葉です。
では、日本語の「さようなら」の語源を知っていますか。
漢字で書くと「左様なら」と書き、正確には「左様ならば失礼つかまつる」の最初だけが残った挨拶言葉です。
では、左とは、何でしょう。昔の手紙は縦書きで、左から右に文章を書いており、文末にお別れの言葉を記しました。
つまり、左とは、手紙の内容のこと。「お互いにこれまであったことを振り返りながら、感謝の気持ちをこめて、
また、お会いしましょう」の意味なのです。日本語の「さようなら」も相手を尊重した美しい言葉ですね。
平成29年度に出会い、支えてくれた友達、お世話になった先生方と過ごした日々を振り返りながら、
周りの全ての人々に感謝をし、無事に修了した喜びを分かち合いながら、
学級解散の「さようなら」のあいさつで、美しく締めくくってください。
西中桜並木とともに爽やかな春を迎え、皆さんと一緒に充実した平成30年度を過ごせることをとても楽しみに待っています。
以上で平成30年度修了式の式辞を終わります。
